UUUM、メルカリが上場へ―時代を象徴する企業が成長の節目を迎える
時流に乗っている話題の企業が続々と上場へ向かっている。
まず、日本経済新聞の報道によれば、フリマアプリで業績が好調なメルカリが東証への上場申請を行ったとされている。仮に上場すると時価総額は1000億円を超える大型案件となりそうだ。
また、著名なユーチューバーのマネジメント等を手がけるUUUMは7月27日に東京証券取引所マザーズ市場への上場が承認された。上場予定日は8月30日とされている。
いずれの企業も、いまを象徴する事業を行っている企業として、今後の業績にも要注目だ。
新規上場関連以外でも、メディア関連事業、特に動画を扱う企業の話題が活況だ。AbemaTVはいまだ赤字ではあるものの、今後の成長性を見据えて、さらなる先行投資をすると表明している。動画ビジネスのなかでの存在感は大きく、企業体力を背景にして、一気に市場でのプレゼンスを獲得しようということか。一方、Huluは米Hulu、ヤフー、東宝、讀賣テレビ放送、中京テレビ放送を引受先とする第三者割当増資を実施。日本テレビ放送網単独から、メディア企業各社からの出資によって運営を行うとしている。なお、2017年3月末日現在の有料会員数は155万人以上と発表されていているが、いまだ赤字経営の状態であることから、さらなる顧客獲得が最重要課題といえるだろう。(関連記事:Hulu、’17年3月末加入者は155万1,595人。17日リニューアル)
動画、そしてその先のVRなどの表現を使ったコンテンツ市場の拡大については、各社の調査でも成長性が見込まれていることから、今後も大きな話題が続くことだろう。
ニュースソース
- LINE Payのグローバル流通総額が1000億円突破 (2017年4-6月)、アカウント数は3800万突破[TECHWAVE]
- LINEの中間営業益は+39%、広告好調 MAU減少で不安も[ロイター]
- メルカリ、東証に上場申請 時価総額1000億円超も[日本経済新聞]
- 「AbemaTVの先行投資やめない」 増収減益のサイバーエージェント、新事業に手応え[ITmedia]
- Huluが米Hulu、ヤフーらを引受先とする第三者割当増資を実施[CNET Japan]
- UUUM株式会社 第1期決算公告[ベンチャー企業やスタートアップ企業の決算を調べるブログ]
- YouTuberのマネジメントを手がけるUUUMがマザーズ上場へ[TechCrunch日本版]