激動する仮想通貨市場
ビットコインなどの仮想通貨について、話題となることは多くても、まだまだ一部の人にとってのおもちゃと思っている人が意外と多いのではないだろうか。しかし、今週は実に多くの仮想通貨に関する動きが見られた。
実店舗での仮想通貨決済、取引所の増資、市場の乱高下などの話題である。中でも興味深いのは仮想通貨を発行することで資金調達を行うICO(イニシャル・コイン・オファリング)についての話題である。
この詳細は当該記事にゆずるが、分散台帳による情報の一貫性を担保されることから、通常の通貨と同程度の信頼性の高いトークンを発行することで、資金を調達するという仕組みのようだ。
従来の手法による資金調達よりも、投資家一人あたりの投資額は少なくても、調達のためのコストが抑えられるということがこのシステムの経済的なメリットとしてありそうだ。
もちろん、こうした手法について、専門家の間でも賛否の議論はあるのだが、今後の注目すべき事例であることには間違いないだろう。
ニュースソース
- ビックカメラ、全店でビットコイン決済に対応[日本経済新聞]
- ビットコイン、オンライン販売業者の採用進まず[CNET Japan]
- 仮想通貨取引所運営のビットバンク、セレスから8億5000万円の資金調達[TECHWAVE]
- 仮想通貨のマイニング需要続く 購入層は外国人から日本人へ[ITmedia]
- 仮想通貨はこのままで大丈夫か。ブロックチェーンは健全な発展ができるか[ハーバードビジネスレビュー]
- Bitcoinの価格上昇で「趣味のマイニング」が復活か[Gigazine]
- 仮想通貨による資金調達が急増 —— 30秒で40億円の調達を可能にするICOとは?[BUSINESS INSIDER]
- 仮想通貨の高騰でVR対応PCパーツが売り切れになるワケ[ガジェット通信]
- 新送金システム連合、ゆうちょ銀と三井住友銀も参加[日本経済新聞]