
自動車、医療、金融、生産技術などの分野で高度な情報処理技術の導入を目指す動きが顕著だが、建設分野でも注目すべき動きが続いている。「ITと多産業」での応用、いわゆる「クロスインダストリー」といわれている分野である。
大成建設ではAIを使って、建設機械を自動的に制御し、無人での施工を目指すという。産業的には、今後も建設需要は増加が続くことが見込まれているといわれているが、労働人口の減少、ベテランの退職、3K現場というイメージなど、施工にあたる技術者らの人員不足が懸念されているという。また、当然ながらコスト削減、品質向上という他産業と同様な経営努力も求められることから、こうした情報処理技術への取り組みが加速化しているようだ。
これ以外でも、VRやARを使って、設計段階で完成した建物内をウォークスルーしたり、IoT技術を使って建物の設備管理を行ったりする研究開発も行われている。
考えてみると、これまでのIT技術は事務系の課題解決、価値向上のために利用されることが多かったが、いよいよこれからが本格的な社会インフラへ応用し、直接的に人類の豊かさに結びつく応用が始まるのかもしれない。
ニュースソース
- 大成建設、AI活用し無人化施工開発へ―建機が自律走行[日本経済新聞]
- 富士通、大成、スタディストの3社。IoT活用でビル設備監視システムの共同実証[IoTToday]
https://i.impressrd.jp/archives/1710https://i.impressrd.jp/wp-content/uploads/2017/02/ThinkstockPhotos-90308975-600x400.jpghttps://i.impressrd.jp/wp-content/uploads/2017/02/ThinkstockPhotos-90308975-130x130.jpg編集部ニュースキュレーションAI(人工知能),IoT,VR,VR/AR,企業戦略/業績,新製品自動車、医療、金融、生産技術などの分野で高度な情報処理技術の導入を目指す動きが顕著だが、建設分野でも注目すべき動きが続いている。「ITと多産業」での応用、いわゆる「クロスインダストリー」といわれている分野である。
大成建設ではAIを使って、建設機械を自動的に制御し、無人での施工を目指すという。産業的には、今後も建設需要は増加が続くことが見込まれているといわれているが、労働人口の減少、ベテランの退職、3K現場というイメージなど、施工にあたる技術者らの人員不足が懸念されているという。また、当然ながらコスト削減、品質向上という他産業と同様な経営努力も求められることから、こうした情報処理技術への取り組みが加速化しているようだ。
これ以外でも、VRやARを使って、設計段階で完成した建物内をウォークスルーしたり、IoT技術を使って建物の設備管理を行ったりする研究開発も行われている。
考えてみると、これまでのIT技術は事務系の課題解決、価値向上のために利用されることが多かったが、いよいよこれからが本格的な社会インフラへ応用し、直接的に人類の豊かさに結びつく応用が始まるのかもしれない。
ニュースソース
大成建設、AI活用し無人化施工開発へ―建機が自律走行[日本経済新聞]
富士通、大成、スタディストの3社。IoT活用でビル設備監視システムの共同実証[IoTToday]編集部編集部
np-center@impress.co.jpAdministratorIMPRESS INNOVATION LAB