
ブロックチェーンといえば、ビットコインなどの仮想通貨で利用されている技術として知られるようになった。しかし、この技術の本質的な特徴は一つのサーバーに縛られない分散型台帳であり、かつその情報が改ざんすることができないという特徴をもっていることである。こうしたブロックチェーンの特性を活かした適用分野が広がりつつある。
みずほファイナンシャルグループとIBMには貿易取引のための複雑な書類のやりとりをブロックチェーンで実装することで、より効率的で、信頼性の高いやりとりの実現を目指している。また、米国スポティファイ社は配信した楽曲の印税分配の仕組みにブロックチェーンの技術を持つ企業を買収した。さらには、運用型広告における情報のやりとりにブロックチェーンを利用しようという試みもある。
いずれも情報の発生する場所が複数に分散されていて、それをつぎのプレイヤーに渡すなどの連携をしたり、ネットワークに流通する情報の信頼性の担保を必要とするものである。
このように、従来のデータベースの共有ではできなかったか、あるいは信頼性の担保に不安のあった分野での実装が進むことで、仮想通貨以外での市場拡大は予想以上に早く進む可能性を感じる。
ニュースソース
- みずほと日本IBM、ブロックチェーンを活用した実貿易取引を実施[クラウドWatch]
- 三菱東京UFJがクラウドやブロックチェーンを語る[ZDnet Japan]
- 積水ハウスとbitFlyer、ブロックチェーン活用の不動産情報管理システムの構築を開始[CNET Japan]
- 東京海上日動とNTTデータ、保険証券へのブロックチェーン技術適用に関する実証実験で効果を確認[クラウドWatch]
- 先端分野データ取引にブロックチェーン活用―Nayuta[日本経済新聞]
- アーティストへの適正なロイヤリティ支払いのため、Spotifyがブロックチェーン開発のMediachainを買収[TechCrunch日本版]
https://i.impressrd.jp/archives/1686https://i.impressrd.jp/wp-content/uploads/2017/02/ThinkstockPhotos-623380464-600x411.jpghttps://i.impressrd.jp/wp-content/uploads/2017/02/ThinkstockPhotos-623380464-130x130.jpg編集部ニュースキュレーションフィンテック,企業戦略/業績,情報通信ブロックチェーンといえば、ビットコインなどの仮想通貨で利用されている技術として知られるようになった。しかし、この技術の本質的な特徴は一つのサーバーに縛られない分散型台帳であり、かつその情報が改ざんすることができないという特徴をもっていることである。こうしたブロックチェーンの特性を活かした適用分野が広がりつつある。
みずほファイナンシャルグループとIBMには貿易取引のための複雑な書類のやりとりをブロックチェーンで実装することで、より効率的で、信頼性の高いやりとりの実現を目指している。また、米国スポティファイ社は配信した楽曲の印税分配の仕組みにブロックチェーンの技術を持つ企業を買収した。さらには、運用型広告における情報のやりとりにブロックチェーンを利用しようという試みもある。
いずれも情報の発生する場所が複数に分散されていて、それをつぎのプレイヤーに渡すなどの連携をしたり、ネットワークに流通する情報の信頼性の担保を必要とするものである。
このように、従来のデータベースの共有ではできなかったか、あるいは信頼性の担保に不安のあった分野での実装が進むことで、仮想通貨以外での市場拡大は予想以上に早く進む可能性を感じる。
ニュースソース
みずほと日本IBM、ブロックチェーンを活用した実貿易取引を実施[クラウドWatch]
三菱東京UFJがクラウドやブロックチェーンを語る[ZDnet Japan]
積水ハウスとbitFlyer、ブロックチェーン活用の不動産情報管理システムの構築を開始[CNET Japan]
東京海上日動とNTTデータ、保険証券へのブロックチェーン技術適用に関する実証実験で効果を確認[クラウドWatch]
先端分野データ取引にブロックチェーン活用―Nayuta[日本経済新聞]
アーティストへの適正なロイヤリティ支払いのため、Spotifyがブロックチェーン開発のMediachainを買収[TechCrunch日本版]編集部編集部
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