Photo:渡 徳博

米国に拠点をおくコンピュータサイエンス分野の国際学会Association for Computing Machinery(ACM)がティム・バーナーズ=リー氏に2016年度A.M.チューリング賞を授与した。この賞はコンピューターサイエンス分野における最高栄誉であるとされている。ちなみに、2004年には、TCP/IPの発明に対して、ロバート・カーン氏とヴィントン・サーフ氏が受賞している。
ティム・バーナーズ=リー氏の業績は、現在ではあたりまえのように使われているワールドワイドウェブの基本的な技術要素であるURL、HTTP、HTMLを発明である。そして、1990年に世界で初めてそのクライエントとサーバを実装した。その後は、ウェブ技術の標準化団体であるW3C(ワールドワイドウェブコンソーシアム)の代表者としてこの分野をリードし続けている。
また、先ごろ「Three challenges for the web, according to its inventor」と題するコメントをW3Cのウェブ上で発表し、ウェブの抱えている課題について言及し、現在のウェブを利用する人々に対して一石を投じた。その概要については本誌でも解説をしているので、併せて参照をしていただきたい。
なお、同氏は本年3月14日に慶應義塾大学名誉博士号を授与されている。

ニュースソース

https://i.impressrd.jp/wp-content/uploads/2017/04/TBL.jpghttps://i.impressrd.jp/wp-content/uploads/2017/04/TBL-130x130.jpg編集部ニュースキュレーション事件・できごと,業界団体,標準化動向米国に拠点をおくコンピュータサイエンス分野の国際学会Association for Computing Machinery(ACM)がティム・バーナーズ=リー氏に2016年度A.M.チューリング賞を授与した。この賞はコンピューターサイエンス分野における最高栄誉であるとされている。ちなみに、2004年には、TCP/IPの発明に対して、ロバート・カーン氏とヴィントン・サーフ氏が受賞している。 ティム・バーナーズ=リー氏の業績は、現在ではあたりまえのように使われているワールドワイドウェブの基本的な技術要素であるURL、HTTP、HTMLを発明である。そして、1990年に世界で初めてそのクライエントとサーバを実装した。その後は、ウェブ技術の標準化団体であるW3C(ワールドワイドウェブコンソーシアム)の代表者としてこの分野をリードし続けている。 また、先ごろ「Three challenges for the web, according to its inventor」と題するコメントをW3Cのウェブ上で発表し、ウェブの抱えている課題について言及し、現在のウェブを利用する人々に対して一石を投じた。その概要については本誌でも解説をしているので、併せて参照をしていただきたい。 なお、同氏は本年3月14日に慶應義塾大学名誉博士号を授与されている。 ニュースソース ウェブを発明したティム・バーナーズ=リー氏にチューリング賞[CNET Japan] ティム・バーナーズ=リー氏に対する慶應義塾大学名誉博士称号授与式、記念講演会開催[慶応義塾大学] WWWの発明者が警鐘を鳴らす――ウェブ誕生から28年[インプレスイノベーションラボ] [インタビュー]ティム・バーナーズ-リー ――WWW発明者に聞くセマンティックWebのロードマップ[インターネットマガジン2005年8月号]IT第二幕を世界のニュースで横断読み解き。