出版の電子化は想像以上に進んでいないことに驚く。今月はじめ、印刷メディアビジネスの総合イベントであるpage2017(主催:公益社団法人日本印刷技術協会)が開催され、「デジタルメディア時代の出版ビジネス最前線」と題したパネルディスカッションが行われたことが報じられた記事を読んでのことだ。登壇したのは、株式会社出版デジタル機構代表取締役社長の新名新氏、株式会社文藝春秋電子書籍編集部長の吉永龍太氏、株式会社エブリスタ代表取締役社長の芹川太郎氏。モデレーターは、JAGAT研究調査部シニアリサーチャーの上野寿氏の4名。イベント自体がプリントメディアを中心としたものだが、登壇者は日本でも有数の電子化推進派が揃っている。しかし、「デジタルは儲かるか?」という論点で行われているとは…。デジタル化だけして、企画・編集・制作・営業などの仕組みはもとより、経営を変更しないまま「自動的に」儲かることはない。いまだにプリントメディアでは用紙や印刷方法を変更するのと同じ程度の変化ととらえているのだろうか。仮に、デジタル化が儲からないという結論が出た場合、そのままの業態を続ければ儲かるのかということも疑問なのだが…。

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  • デジタル出版で儲けるには? 紙のレプリカの“電子書籍”はいずれ……[INTERNET Watch
https://i.impressrd.jp/wp-content/uploads/2016/12/ThinkstockPhotos-490207131-600x397.jpghttps://i.impressrd.jp/wp-content/uploads/2016/12/ThinkstockPhotos-490207131-130x130.jpg編集部ニュースキュレーションイベント,企業戦略/業績,市場調査/指標,業界団体,電子出版/コンテンツビジネス出版の電子化は想像以上に進んでいないことに驚く。今月はじめ、印刷メディアビジネスの総合イベントであるpage2017(主催:公益社団法人日本印刷技術協会)が開催され、「デジタルメディア時代の出版ビジネス最前線」と題したパネルディスカッションが行われたことが報じられた記事を読んでのことだ。登壇したのは、株式会社出版デジタル機構代表取締役社長の新名新氏、株式会社文藝春秋電子書籍編集部長の吉永龍太氏、株式会社エブリスタ代表取締役社長の芹川太郎氏。モデレーターは、JAGAT研究調査部シニアリサーチャーの上野寿氏の4名。イベント自体がプリントメディアを中心としたものだが、登壇者は日本でも有数の電子化推進派が揃っている。しかし、「デジタルは儲かるか?」という論点で行われているとは…。デジタル化だけして、企画・編集・制作・営業などの仕組みはもとより、経営を変更しないまま「自動的に」儲かることはない。いまだにプリントメディアでは用紙や印刷方法を変更するのと同じ程度の変化ととらえているのだろうか。仮に、デジタル化が儲からないという結論が出た場合、そのままの業態を続ければ儲かるのかということも疑問なのだが…。 ニュースソース デジタル出版で儲けるには? 紙のレプリカの“電子書籍”はいずれ……[INTERNET Watch]IT第二幕を世界のニュースで横断読み解き。