アマゾンドットコムがが新しい航空貨物基地をケンタッキー州シンシナティの郊外に建設すると報じられている。アマゾンについて、ここであらためて述べる必要もないように思うが、IT業界から見ると、アマゾンはIT業界の雄とも見えるが、実は物流業界の雄でもあると再認識する。先日も、倉庫におけるロボットを活用したピッキングのシステムを公開した。また、ドローンによる配送の実験をしていることは広く知られている。電子書籍、動画、音声などのデジタルコンテンツ配信も、無体物の“物流(=ロジスティックス)”革命だといえる。いわゆるネットカンパニーのデジタルインフラファーストではなく、効率良い物流のために使える有効な方法のひとつと捉えているのかもしれない。
日本ではECでは最大級の売上があるが、決して先端的なデジタルマーケティングの手法が手慣れているからではなく、物流の最適化による顧客満足度によるのではないか。そして、電子書籍や読み放題サービスなどで“黒船”などと揶揄され、世の中をザワつかせることも多いのだが、そうした表面的な事件に目を奪われていると、気がつくとロジスティックスにおいて、追従を許さないポジションを確立されてしまっていることになる。より本質的な部分でのアマゾンにとっての競合企業が登場しないと、健全な市場内の競争も生まれなくなることが危惧される。

ニュースソース

  • Amazon、15億ドルを投じて航空貨物ハブ建設へ[TechCrunch Japan
  • AmazonのPrime有料会員数は6,600万人以上、北米市場では飽和状態か[THE BRIDGE
  • 速報:Amazonの四半期は期待外れ―売上ダウン、利益アップ、株価はダウン[TechCrunch Japan
https://i.impressrd.jp/wp-content/uploads/2017/02/ThinkstockPhotos-511661096-600x400.jpghttps://i.impressrd.jp/wp-content/uploads/2017/02/ThinkstockPhotos-511661096-130x130.jpg編集部ニュースキュレーション企業戦略/業績,情報通信アマゾンドットコムがが新しい航空貨物基地をケンタッキー州シンシナティの郊外に建設すると報じられている。アマゾンについて、ここであらためて述べる必要もないように思うが、IT業界から見ると、アマゾンはIT業界の雄とも見えるが、実は物流業界の雄でもあると再認識する。先日も、倉庫におけるロボットを活用したピッキングのシステムを公開した。また、ドローンによる配送の実験をしていることは広く知られている。電子書籍、動画、音声などのデジタルコンテンツ配信も、無体物の“物流(=ロジスティックス)”革命だといえる。いわゆるネットカンパニーのデジタルインフラファーストではなく、効率良い物流のために使える有効な方法のひとつと捉えているのかもしれない。 日本ではECでは最大級の売上があるが、決して先端的なデジタルマーケティングの手法が手慣れているからではなく、物流の最適化による顧客満足度によるのではないか。そして、電子書籍や読み放題サービスなどで“黒船”などと揶揄され、世の中をザワつかせることも多いのだが、そうした表面的な事件に目を奪われていると、気がつくとロジスティックスにおいて、追従を許さないポジションを確立されてしまっていることになる。より本質的な部分でのアマゾンにとっての競合企業が登場しないと、健全な市場内の競争も生まれなくなることが危惧される。 ニュースソース Amazon、15億ドルを投じて航空貨物ハブ建設へ[TechCrunch Japan] AmazonのPrime有料会員数は6,600万人以上、北米市場では飽和状態か[THE BRIDGE] 速報:Amazonの四半期は期待外れ―売上ダウン、利益アップ、株価はダウン[TechCrunch Japan]IT第二幕を世界のニュースで横断読み解き。