進むオープン・イノベーション――企業間提携/共同開発の動きが顕著に
この1週間を振り返ると、企業間の提携や共同開発のニュースが多いことに気づく。特に、土木とIT、プラントとITなど、異業種間の提携なども目につく。これはいわゆるオープン・イノベーションと呼ばれる動きで、単一企業や系列にとらわれず、新しい技術を既存産業のなかに素早く取り入れていくための戦略的な提携といえる。
こうした動きは最近始まったものではないが、年明けからは新製品や新サービスのニュースよりも、こうした戦略的、実験的なニュースが増加しているのは来年度に向けた“仕込み”という意味合いが現れているのかもしれない。各社とも、競合に先駆け、有力な企業との関係を作り出すことが今後の成長性にも直結していると考えられることから、こうした動きはますます増加すると思われ、産業動向を理解していくためには、幅広い視点での考察が求めれている。
ニュースソース
- AI人材育成へ養成機関 損保ジャパン[日本経済新聞]
- NECと福田道路、AIで「道路の健全度」を見える化するシステム[Business Network]
- QualcommとTDKが合弁会社を設立[PC Watch]
- グリー、動画ベンチャー買収[日本経済新聞]
- ゲートウエイ、VR・360度動画制作サービスを提供するユニモトと提携〜VRの視聴環境を拡大[Markezine]
- サイバーエージェント・アドテクスタジオの「AI Lab」が東京工業大学と産学連携開始[Web担当者フォーラム]
- ソフトバンク、JR東日本とVRを用いた事故疑似体験を制作[ガジェット通信]
- デジタルガレージ、ブロックチェーン技術を手がけるBlockstreamと次世代プラットフォーム技術の共同開発で基本合意[クラウドWatch]
- パナソニックと産総研、先進型AI技術の研究開発を行なうラボを開設[PC Watch]
- ビジネスモデル変革を目指し、横河電機がIIoTアーキテクチャー開発へ[日経テクノロジー]
- ANAとエアロセンス、ドローンを活用した機体整備点検作業に向けた検証を開始[DroneTimes]
- マクロミル、生体情報を活用したリサーチ事業立ち上げへ〜センタンと提携[Markezine]
- 税務サービスに「Watson」活用へ–IBMとH&R Blockが提携[ZDnet Japan]
- 電子レシートに個人情報保護機能、東芝テックらが実証実験[日経テクノロジー]
- 日揮とNEC、AI・IoTを活用したプラント運転データ解析サービスで協業[クラウドWatch]
- メディアドゥ、集英社との資本提携のお知らせ[ニュースリリース]
- 講談社、AI共同開発へ 「カメリオ」の白ヤギコーポレーションに出資[ITmedia]