
書籍や雑誌、CDやDVDなどのパッケージメディアの課題は、販売見込みによって、事前に量産をしなければ採算がとれないというところだ。そのために、生産時に先行してかかるコストが大きく、売れなければ赤字というリスクを背負う。その結果、ニッチな製品、意義のあるものだが市場が小さいものはパッケージ化されないということが起こる。こうした問題の解決に役立つのが「オンデマンド生産」である。注文があるたびに、パッケージメディアを生産するという方式だ。これなら、先行してかかるコストが少なく、リスクも低減される。こうしたことが可能になる背景にはデジタル技術、すなわちデジタル印刷機などの技術の存在が大きい。現在のところ、大量生産品と全く同じ素材や印刷品質が得られるわけではないが、その中身に価値があるのであれば、十分に実用になるレベルにある。通販大手のアマゾンでは書籍やCDをオンデマンドで生産して販売をしていることが徐々に知られつつあるようだ。
今週、大日本印刷が楽譜をプリントオンデマンドで販売することが発表されている。また、ファン・タップブラウザーはブラウザーで閲覧できる楽譜サービスを開始すると発表している。
これに加えて、今後、オンデマンドによるCDの販売を付加すれば、これまでにない新しいパッケージメディアが可能ではないかと思うがどうだろうか。
ニュースソース
https://i.impressrd.jp/archives/1255https://i.impressrd.jp/wp-content/uploads/2016/12/ThinkstockPhotos-490207131-600x397.jpghttps://i.impressrd.jp/wp-content/uploads/2016/12/ThinkstockPhotos-490207131-130x130.jpg編集部ニュースキュレーションコンテンツ,企業戦略/業績,新製品,電子出版/コンテンツビジネス書籍や雑誌、CDやDVDなどのパッケージメディアの課題は、販売見込みによって、事前に量産をしなければ採算がとれないというところだ。そのために、生産時に先行してかかるコストが大きく、売れなければ赤字というリスクを背負う。その結果、ニッチな製品、意義のあるものだが市場が小さいものはパッケージ化されないということが起こる。こうした問題の解決に役立つのが「オンデマンド生産」である。注文があるたびに、パッケージメディアを生産するという方式だ。これなら、先行してかかるコストが少なく、リスクも低減される。こうしたことが可能になる背景にはデジタル技術、すなわちデジタル印刷機などの技術の存在が大きい。現在のところ、大量生産品と全く同じ素材や印刷品質が得られるわけではないが、その中身に価値があるのであれば、十分に実用になるレベルにある。通販大手のアマゾンでは書籍やCDをオンデマンドで生産して販売をしていることが徐々に知られつつあるようだ。
今週、大日本印刷が楽譜をプリントオンデマンドで販売することが発表されている。また、ファン・タップブラウザーはブラウザーで閲覧できる楽譜サービスを開始すると発表している。
これに加えて、今後、オンデマンドによるCDの販売を付加すれば、これまでにない新しいパッケージメディアが可能ではないかと思うがどうだろうか。
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honto、楽譜をプリントオンデマンド本で販売、多品種・少量生産のニーズに対応、中綴じ製本で見やすく[INTERNET Watch]
ブラウザーから利用できるクラウド型電子楽譜サービス「カノン」[INTERNET Watch]編集部編集部
np-center@impress.co.jpAdministratorIMPRESS INNOVATION LAB