IT大手企業の蜜月関係といえば、ウィンテル(マイクロソフト+インテル)が有名だ。PC黎明期から、この両社は二人三脚で製品を開発し、市場を創り上げてきたといって過言ではない。また、マイクロソフトはビル・ゲイツ氏やスティーブ・バルマー氏がCEOを努めていたころ、オープンソースの世界とは距離を置いてきた。
ところが、最近ではその様相が代わってきているようだ。グーグルがマイクロソフトが主導するソフトウェアフレームワーク推進団体.NET Foundationに加入し、マイクロソフトがLinux Foundationに加入することが発表されている。
一方、インテルはグーグルと戦略的提携をし、機械学習、IoTプラットフォーム向けにプロセッサを供給、マイクロソフトはGPUメーカーであるNVIDIAとの提携を発表している。それに加え、今後はソフトバンクが買収をしたARMをめぐるモバイルに関する提携関係もこれからキーとなってくるだろう。
いまやクライアントPCでのオペレーティングシステムやアプリケーションが競争領域ではなくなり、クラウド、AI、IoT、さらにはモバイルをめぐる企業間競争への変化を象徴する動向だ。

ニュースソース

  • Google、Microsoft設立のオープンソース管理団体「.NET Foundation」に中心メンバーとして参加[INTERNET Watch
  • Microsoft、Linux Foundationにプラチナメンバーとして参加[INTERNET Watch
  • Googleとインテルがクラウド分野で戦略的提携。SkylakeベースのXeonを2017年にGoogle Cloudへ投入。Kubernetes、機械学習、IoT、セキュリティについて両社で注力[Publickey
  • NVIDIA と Microsoft、協力して AI を加速[NVIDIA
  • ドローン事業を加速する米インテル[DRONE TIMES
  • Intel、2020年までに深層学習性能を今の100倍にする計画 〜GoogleとのAI開発での協業も発表[PC Watch
https://i.impressrd.jp/wp-content/uploads/2016/11/ThinkstockPhotos-528606286-600x400.jpghttps://i.impressrd.jp/wp-content/uploads/2016/11/ThinkstockPhotos-528606286-130x130.jpg編集部ニュースキュレーションAI(人工知能),IoT,企業戦略/業績,情報通信IT大手企業の蜜月関係といえば、ウィンテル(マイクロソフト+インテル)が有名だ。PC黎明期から、この両社は二人三脚で製品を開発し、市場を創り上げてきたといって過言ではない。また、マイクロソフトはビル・ゲイツ氏やスティーブ・バルマー氏がCEOを努めていたころ、オープンソースの世界とは距離を置いてきた。 ところが、最近ではその様相が代わってきているようだ。グーグルがマイクロソフトが主導するソフトウェアフレームワーク推進団体.NET Foundationに加入し、マイクロソフトがLinux Foundationに加入することが発表されている。 一方、インテルはグーグルと戦略的提携をし、機械学習、IoTプラットフォーム向けにプロセッサを供給、マイクロソフトはGPUメーカーであるNVIDIAとの提携を発表している。それに加え、今後はソフトバンクが買収をしたARMをめぐるモバイルに関する提携関係もこれからキーとなってくるだろう。 いまやクライアントPCでのオペレーティングシステムやアプリケーションが競争領域ではなくなり、クラウド、AI、IoT、さらにはモバイルをめぐる企業間競争への変化を象徴する動向だ。 ニュースソース Google、Microsoft設立のオープンソース管理団体「.NET Foundation」に中心メンバーとして参加[INTERNET Watch] Microsoft、Linux Foundationにプラチナメンバーとして参加[INTERNET Watch] Googleとインテルがクラウド分野で戦略的提携。SkylakeベースのXeonを2017年にGoogle Cloudへ投入。Kubernetes、機械学習、IoT、セキュリティについて両社で注力[Publickey] NVIDIA と Microsoft、協力して AI を加速[NVIDIA] ドローン事業を加速する米インテル[DRONE TIMES] Intel、2020年までに深層学習性能を今の100倍にする計画 〜GoogleとのAI開発での協業も発表[PC Watch]IT第二幕を世界のニュースで横断読み解き。