
戦後の高度経済成長期に建設された、道路、トンネル、橋梁などの維持管理は今後の大きな課題である。定期的な点検のためには、現場に足場を組んだり、一時的に交通を遮断するなど、そのコストも決して小さいものではない。とりわけ、点検をする知見のある技術者不足は大きく懸念される点である。
日経コンストラクション誌の記事によると、首都高速道路会社は人工知能を使った点検システムを導入すると報じている。三次元点群データ、定期点検データ、竣工図データ、交通量データなどをもとに、構造物の健全度や劣化を予測し、補修や補強が必要な箇所を自動検知するとしている。1億円以上の開発投資をしても「数年で回収」できるほどの効果が期待できるとしている。
まさに、コンピュータービジョン、人工知能、IoT、ビッグデータなど、最近の情報技術が集結することで、急速に進みそうな分野の例だ。さらに、ドローンやロボット技術なども応用すればさらに可能性は広がるだろう。
ニュースソース
https://i.impressrd.jp/archives/1099https://i.impressrd.jp/wp-content/uploads/2016/11/ThinkstockPhotos-dv738022-600x388.jpghttps://i.impressrd.jp/wp-content/uploads/2016/11/ThinkstockPhotos-dv738022-130x130.jpg編集部ニュースキュレーションAI(人工知能),IoT,企業戦略/業績戦後の高度経済成長期に建設された、道路、トンネル、橋梁などの維持管理は今後の大きな課題である。定期的な点検のためには、現場に足場を組んだり、一時的に交通を遮断するなど、そのコストも決して小さいものではない。とりわけ、点検をする知見のある技術者不足は大きく懸念される点である。
日経コンストラクション誌の記事によると、首都高速道路会社は人工知能を使った点検システムを導入すると報じている。三次元点群データ、定期点検データ、竣工図データ、交通量データなどをもとに、構造物の健全度や劣化を予測し、補修や補強が必要な箇所を自動検知するとしている。1億円以上の開発投資をしても「数年で回収」できるほどの効果が期待できるとしている。
まさに、コンピュータービジョン、人工知能、IoT、ビッグデータなど、最近の情報技術が集結することで、急速に進みそうな分野の例だ。さらに、ドローンやロボット技術なども応用すればさらに可能性は広がるだろう。
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首都高、AIが補修を指示[日経コンストラクション]編集部編集部
np-center@impress.co.jpAdministratorIMPRESS INNOVATION LAB