新連載【突撃! シリコンバレーピープル】予告編

突撃 シリコンバレーピープル

皆さんはじめまして。私は株式会社レキサスという沖縄のITベンチャーに勤務する安田陽と申します。

私は沖縄県産業振興公社の産業人材育成事業という制度を利用し、2010年8月から2010年2月までの半年間、シリコンバレーでJustSkill, Inc.のお世話になることが決まりました。JustSkill, Inc.は米国でのビジネス歴30年を誇る山谷正己氏が率いる会社で、ITビジネスの最新動向調査や企業コンサルティング、人材トレーニング事業などを行っています。この連載では、私がこちらで体験したことやこちらで生活されている方々へのインタビューなどを通じて、シリコンバレー的スタイルとは何かをじっくり探っていきたいと思います。

さて、前置きはこのくらいにしてさっそく本題に入りましょう。日本にいてもシリコンバレー情報は日々さまざまなサイトを通して得ることができますが、現地にいるからこその情報や体験を求めて来ている身としては、やはり足を使っていろんなところへ出かけ、いろんな方にお会いしたいわけです。そこでまず考えたのが、勉強会に参加すること。こちらではMeetupと呼ばれるサイトなどを通じてさまざまなエンジニアコミュニティーが形成され、スマートフォンやクラウドコンピューティング関連など、数多くの勉強会が日々行われています。また、SDForumというサイトでもシリコンバレーで行われる勉強会の日程を確認することができます。

そのようなわけで、渡米後早々、いろいろな勉強会に参加しているのですが、内容としては企業による最新商品のプレゼンやワークショップ、著名なエンジニアによる講演、大手サービス提供会社による自身のバックエンドシステムの説明など多岐に渡っています。勉強会のスタイルですが、あるスマートフォン系勉強会の場合、初めにスポンサー企業が提供するピザを食べながら30分ほどネットワーキング(人脈作り)の時間があり、その後本編が始まります。参加者は起業したばかりの若いエンジニアから有名IT企業のおじさんまでさまざま。また、勉強会の最後にスポンサー企業がプレゼント抽選会を行うこともよくあります。

ネットワーキングの時間には近くに座った人とおしゃべりをするわけですが、そこに立ちはだかるのがやはり言葉の壁。私の英語力は留学経験もちろんなしの完全自己流という頼りなさなのですが、とりあえず勇気を出して話しかけないと何も始まりません。会話としてはだいたい「ハロー」「ハーイ、なにやってるの?」「iPhoneアプリ」「へー、どんなアプリ?」「BeatMasterというリズム感をトレーニングするアプリだよ・・・」と続くわけですが、中には会話が続かない悲しいケースもあります。シリコンバレーには中国やインドからのエンジニアも非常に多く、彼らの英語の発音が米国人のそれと大きく異なる場合も少なくないため、私の耳がついていけないんですね。しかし、私以外の人たちの間ではスムーズな会話が進んでいるという具合です(泣)。

このように毎回悲喜こもごもな勉強会ですが、なぜか日本人にお会いすることはほとんどありません。もしかすると存在自体を知られてないのかもしれませんが、こういった勉強会はナマのシリコンバレーに触れるとても良い場だと思います。いま日本にいらっしゃる皆さんも、出張や旅行でこちらにいらっしゃる機会があればぜひ、シリコンバレーの勉強会に顔を出してみて下さい。必ず何か新しい発見やつながりが生まれると思いますよ。

 

 

 

 

安田 陽(やすだ よう)

 

1967年東京都生まれ。1991年獨協大学卒。

2000年株式会社レキサス入社。同技術開発部、ビジネスデザイン部、

社長室を歴任。現在マーケティングチームに所属し

同社のシリコンバレーオフィスに赴任中。

並行してミュージシャン活動も行い、ベーシストとして

角松敏生や南こうせつ、ピンクレディーの未唯MIEとも共演。

これまでの音楽経験を基にリズム感をトレーニングするiPhoneアプリ

「BeatMaster Professional Edition」をリリースし、

国内有料音楽アプリランキングで最高2位を記録した。