法人に浸透してきたスマートフォン

 

96%まで上昇した認知度、利用率も10.0%に伸長

法人で携帯電話の導入や契約を担当している人のスマートフォンの認知度は「知ら ない、聞いたことがない」を除く95.9%となり、昨年から4.7ポイント増加し、ほぼ 全員が認知するまでに至っている。個人の携帯電話機・PHS利用者全体の認知度である 63.5%と比べるとその高さがうかがえる。また、「よく知っている、人に説明でき る」と「だいたいは知っている」をあわせた比率も57.0%に上昇し、理解度も上昇 している。特に、大企業のほうが理解度は高い。

一方で、音声通話タイプの携帯電話やPHSを法人契約している企業(調査対象の62 %)のうち、スマートフォンを利用しているのは10.0%となっている。調査対象全体での比率は6.2%となる。昨年から1.6ポイントの増加である。一般消費者と同様に、 スマートフォンの利用率は上昇しており、スマートフォン市場の拡大がやや数値にも 表れるようになってきている。ただし、5000人以上の企業では利用率が14.7%となっ ており、規模が大きいほど利用率は高い。  法人契約でスマートフォンを利用していない企業における、今後のスマートフォンの利用意向でも3.8%にとどまり、昨年から増えていない。スマートフォンを利用し ない理由では、「一般的な携帯電話の機能で十分」が52.9%と突出して高い。

 

最も利用されているスマートフォンはiPhone 3G

利用しているスマートフォン端末は、1位「iPhone 3G」、2位「T-01A」、3位「iP hone 3GS」、4位「HT-03A」、5位「Black Berry Bold」の順である。個人と異なり、 「T-01A」や「HT-03A」が上位に入っている。  OSに着目すると、「iPhone 3GS」と「iPhone 3G」がiPhone OS、「T-01A」がWindo w Mobile、「HT-03A」がAndroid、「Black Berry Bold」がBlack Berry OSをそれぞ れ搭載している。個人と異なり、iPhone一辺倒という状況ではない。

 

スマートフォンに期待する機能は「会社のメールの受信」や「サーバーとの連携」

スマートフォンに期待する機能は、「会社のメールの受信」(39.9%)、「パソコ ンやサーバーとの連携」(38.2%)、「スケジュール」(35.7%)、「無線LAN」 (31.1%)、「連絡先の管理」(30.1%)の順となっており、業務系の機能に対する 期待が高い。

 

『スマートフォン利用動向調査報告書2010』 モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC) スマートフォン推進委員会 監修、インターネットメディア総合研究所 編