ノデラ――16画面ライブ配信サービス「NODERA (.tv)」で新しいコミュニケーションの姿を提案
仲里 淳(編集部)
YouTube、ニコニコ動画そしてUstreamと、このところ注目を集めているネットでの動画共有・配信サービス。GyaOやYahoo!動画といったサービスも以前から存在しているが、事業者が提供する動画の視聴ではなくユーザーによる動画投稿と共有、さらにはリアルタイムのライブ配信というのが今のトレンドだ。
あるテーマに基づいて撮影/編集された作品としての動画ではなく、コミュニケーションの一形態としての動画利用だ。SkypeやWindows Live Messengerなどを使ったビデオ会議にも近いが、不特定多数の視聴者へ向けたものである点が異なる。
ウェブブラウザー上での16画面同時ライブ配信を可能にした「NODERA (.tv)」も、コミュニケーションから発想されたサービスの1つだ。NODERA (.tv)の開発・運用を行う株式会社ノデラの代表ノデラユウジ氏に、開発のきっかけと発想の原点について伺った。
- 所在地 東京都渋谷区南平台町
- 設立年月 2006年5月1日
- 代表取締役社長 ノデラユウジ(のでらゆうじ)
- 社員数 5名(2008年2月現在)
- ウェブ http://nodera.co.jp/
- 事業内容 ウェブ制作/開発。Flashを中心としたユーザーインターフェイスの設計/開発。ストリーミング映像配信システムの設計/開発。ウェブカメラを使った映像配信、NODERA (.tv)ソリューションの設計/開発。

ノデラユウジ氏
株式会社ノデラ代表取締役社長。株式会社ノデラドットティーヴィー 代表取締役社長。アドビのFlashやFlex、Airなどの技術を使ったユーザーインターフェイス設計や動画配信システムの開発を得意とする。Flashとコミュニケーションについて一家言を持つ。
―― 株式会社ノデラの現在の事業や設立経緯を教えてください。
私はもともと音楽制作やDTPでコンピュータを使っていました。曲に合わせた映像を付けたいと思っていたときにFlashを知って、いろいろと作るようになりました。ウェブの仕事が多くなるにつれてFlashの知識も増えてきて、現在はFlashを使ったウェブの制作・開発が中心になりました。
しばらく個人で仕事をして、たまに制作会社のプロジェクトに参加するということをやっていました。そのうち、一緒に会社を立ち上げようという人間が何人か集まったので、2006年の5月に株式会社ノデラを設立しました。
―― よくあるウェブ制作会社ということで立ち上げられたわけですか。
そうですね。Flashが得意なので、最初は広告代理店からキャンペーンサイトを依頼されることが多かったのですが、今はそういう仕事は受けていません。以前キャンペーンサイトの仕事をしていたときに、すごくキツくて1年間で3回ぐらい命を落としそうになったことがあって(笑)。だから、この会社を作るときに最初から決めていたのは、きちんと土日は休んで「残業するやつは仕事の遅いやつだ」と私が言うことで、他のスタッフも時間を効率よく使ってくれるんじゃないかなと。
それに、キャンペーンサイトのようなものを制作するよりはUI(ユーザーインターフェイス)の設計や開発をするほうが好きなんですよ。一般的なシステム開発の会社ですと、UI周りが弱いところが多い。システムは作れるけどUIのデザインが苦手な会社と組んで、そのUI部分を受け持つ仕事をよくしています。

ノデラ氏の使っているマシンはThinkPad X61 Tablet。「作ったサイトをプレゼンするときに、タッチパネルで操作してみせたかったので購入した」とのこと。
私自身、いわゆるグラフィック系のデザインもしていますが、それ以上に情報を整理していかに使いやすくするかを考えるのがおもしろくて。パッと見て使い方がわかるようなものですね。タッチパネルを意識したインターフェイスにも興味があります。
―― それは、IA(インフォメーション・アーキテクチャー)やアフォーダンスといった話のことでしょうか。
そういうものにとても興味があります。あとは、基本的にはRIA(リッチインターネットアプリケーション)やFlash Media Serverを使ったものです。Flashとサーバーを組み合わせた開発は昔から得意でノウハウもいろいろ持っています。NODERA (.tv)のシステムも商品として販売していこうと考えています。





